研究課題
基盤研究(C)
プリオン病は、正常型プリオン蛋白質が感染性を有するプロテアーゼK抵抗性の異常型プリオン蛋白質へと構造変換し発症するが、その分子機構は不明であり、治療法も存在しない。研究代表者は、異常型プリオン蛋白質を感染した細胞に、プログラム細胞死の1つであるネクロトーシスの阻害剤を添加すると、異常型プリオン蛋白質の産生が抑制されることを発見した。 そこで本研究では、ネクロトーシスが異常型プリオン蛋白質産生とどのように関連しているのかを明らかにすることで、プリオン病の病態解明を行い、治療法を創出する。