研究課題
基盤研究(C)
神経発達症と診断される症例は近年増加しているが、2010年代半ばより併存する過眠症状のために睡眠外来を受診する症例も増えている。従来は先天性とされる神経発達症が後天的に生じた症例も存在する。また入眠困難と起床困難を伴い自覚的な昼間の眠気も強いが睡眠脳波検査では正常と判定される両疾患の併存例も多く治療に難渋してきた。今回の研究では臨床検査データとオレキシン値、症状の経過の精査を通して、H1N1ウイルス感染を契機とし(1)過眠症と併存する神経発達症の増加理由の解明、(2)後天的に神経発達症が起こるのか否かの検討、(3)適切な治療法の探求を目的とする。