研究課題
基盤研究(C)
重粒子線治療と化学療法による集学的治療時に生じる脳機能障害のメカニズムを、病理組織学的変化や脳内毛細血管密度変化を指標とする新たな画像診断技術を用いて明らかにし、それらを軽減できる可能性のある防護薬の探索を、NMDA受容体関連薬物を中心に検討し、その最適な投与方法の確立を目的とする。本研究課題によって、放射線脳脆弱部位の防護効果を証明できれば、科学的根拠を基にこれら医薬品の放射線治療への臨床適用拡大を視野に入れた研究にも発展できると考えられる。