腫瘍内パイロトーシスのリアルタイム可視化とその放射線増感による治療への応用

• 研究課題/領域番号: 24K10819
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分52040:放射線科学関連
• 研究機関: 北里大学
• 研究代表者: 鍵谷 豪 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (30524243)
• 研究分担者: 小川 良平 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (60334736)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: パイロトーシス / リアルタイムイメージング

研究開始時の研究の概要

パイロトーシス（Pyro）は、プログラムされたネクローシス様細胞死の一つである。治療による抗腫瘍効果はPyro誘発頻度に依存する。このため、効率的なPyroの誘発は放射線治療を増感する上で重要な鍵となり得る。本研究では放射線による腫瘍内Pyroを低侵襲かつリアルタイムに可視化するシステムを開発し、in vitroとは異なる腫瘍内環境におけるPyroの誘発機序の解明およびその知見を応用した放射線治療増感効果を探求することを目的とする。本研究成果は、放射線治療分野における新たな治療戦略を提供すると共に、腫瘍内の複雑な細胞死メカニズムを解明することで、がん治療向上に寄与することが期待できる。