Tongue-out Radiotherapy：毒性低減のための新アプローチ

• 研究課題/領域番号: 24K10860
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分52040:放射線科学関連
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 村上 祐司 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (10403528)
• 研究分担者: 河原 大輔 広島大学, 病院(医), 助教 (20630461) ; 今野 伸樹 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (40815320) ; 小西 勝 広島大学, 病院(歯), 講師 (60537447) ; 西淵 いくの 広島大学, 病院(医), 講師 (70595834)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 放射線治療 / 頭頸部癌 / 急性期有害事象 / 放射線性口内炎 / Tongue-out raidotherapy

研究開始時の研究の概要

上中咽頭・口腔癌への化学放射線療法では、舌および近接する口腔・咽頭粘膜への高線量照射により粘膜炎、口渇、味覚低下等の急性毒性を引き起こし、摂食不良、嚥下困難、治療意欲低下、治療中断につながる。我々は、舌の可動性に着目し、通常口腔内に位置する舌を口外に進展させ固定する新たな試みで、舌自体の粘膜、舌～舌根に近接する咽頭口腔粘膜の線量を低減できると考えた。本研究では、舌を口外に進展し安定した位置に固定する舌位置固定デバイスの開発と、最適な舌位置固定デバイスを用いた咽頭口腔癌患者の化学放射線療法治療（口外法）の治療計画における物理的利点を検証、臨床的有用性については従来法（口内法）と比較し検証する。