研究課題
基盤研究(C)
磁気共鳴画像の解析による脳容積評価は、脳機能と関連した研究など、広い領域で利用されている。この解析には、T1強調画像が多く用いられるが、T1コントラストの弱い脳構造に対しては、領域抽出が困難となる欠点がある。機械学習を用いた手法が提案されているが、臨床実用上の問題が残っている。本研究では、各脳領域抽出に最適なコントラスト画像を生成するネットワークと、その生成画像から領域抽出を行うネットワークとを組み合わせた新規脳領域抽出法(Sy-CNN-volumetry法)の基盤構築を目的とする。本課題の成果は、これまでの手法で抽出困難であったあらゆる脳領域への応用が期待できる革新的なものである。