研究課題
基盤研究(C)
本研究では、有機ホウ素化合物を起点とし、バラエティに富む構造を持つ11C/18F-PET 薬剤を必要最小限の共通前駆体にて、短期間で効率的に生み出す合成プラットフォームを確立することを目的とする。共通前駆体を用いることで、前駆体合成に必要な時間を大幅に短縮し、金属触媒を必要としない高反応性の反応条件にすることで、より汎用性の高い方法論にすることを目指す。本法の有用性を実証するため、応用例として、モデルリガンドを基にスクリーニング標識を実践することで、本法の有用性を実証する。本法により、臨床応用が可能なPET リガンドの効率的な創出につながることが期待できる。