研究課題
基盤研究(C)
脳局所の糖代謝を画像化する脳FDG-PETを用いた認知症診断は、進行度の評価や原因疾患の鑑別で有用である。本研究では、機械学習を用いてMR画像から生成する疑似FDG-PET画像を利用し、加齢による形態変化と形態変化を伴わない糖代謝低下を客観的に分離することで、診断に有意義な新たな情報の提供を目指す。また、高コストかつ保険診療でないために多数のサンプルを収集することが難しい脳FDG-PETにおいて、機械学習の工夫として非典型例や亜種を考慮することで、学習症例が少ない状況でも高精度な認知症診断支援の実現を目指す。