研究課題
基盤研究(C)
がん特異性の高い輸送体としてLAT-1が注目されている。近年、LAT-1を介して腫瘍に集積するフェニルアラニン誘導体が開発され、L-フェニルアラニンのパラ位に211Atを標識した[211At]4AtPheの抗腫瘍効果が報告されている。標的とする腫瘍への特異的な集積と正常臓器への非特異的集積の有無を確認することは重要であるが、[211At]4AtPheのためのコンパニオン診断薬については検討されていない。そこでコンパニオン薬剤として[123I]4IPheと[18F]4FPheに着目し、これらの標識合成法の確立と[211At]4AtPheのコンパニオン薬剤として有用性を確認する。