研究課題
基盤研究(C)
亜急性硬化性全脳炎は、麻疹ウイルス感染者の脳内で持続的に感染している間にウイルス遺伝子に変異を起こすことを起因として、ゆっくりと進行する病気です。数年の潜伏期間の後に発病するという特徴があります。発病後は数月から数年の経過で神経症状などが進行します。難病指定されており根治治療法は確立されていない疾患です。発症の仕組みはまだまだ不明な点が多く、本研究はその解明の一助となることを目的としています。仕組みを解明することにより、特異的治療法開発につながることが期待できます。