研究課題
基盤研究(C)
日本では、児童福祉法改正により里親制度の注目が高まっている。しかし里親子関係の悪化から親子関係が解消される例が増加し社会的に問題となっている。申請者は、 これまで里子の問題行動発症のリスクが高く、里親が里子の問題行動に対して許容的な傾向にあることを明らかにした。現行の里親制度では、里親の養育が開始される前に予防的介入を行うシステムはない。そこで本研究では、里親子の相互作用を促進する予防的な支援システムの開発を目指し、里親子関係悪化に予防的に親子相互交流療法(Parent-Child Interaction Therapy : PCIT)を行いその有効性を検討する。