研究課題
基盤研究(C)
ヒトを含めた胎生の生物は卵生の生物と比較すると、母体から栄養などの供給を受けて成長し十分に発育して生まれてくる。一方で胎生期間中、母体の影響を受けやすいというリスクも併せ持っている。例えば、妊婦のジカウイルス感染による小頭症や風疹ウイルスなどによるTORCH症候群、母の自己免疫疾患罹患による子の自閉症などの神経発達障害の罹患率増加などが知られている。そこで本研究では母体由来の因子が脳の発生にいかに関与するのか明らかにすることを目指す。