研究課題
基盤研究(C)
ウイルス性胃腸炎を来すウイルスの同定および疫学的解析は、感染伝播を断ち切ることに大きな意味を持つ。現在、標準となっている免疫検査法はイムノクロマト法の抗原検査である。しかしながら現在はロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスのみ検出可能で、COVID-19パンデミック以降に増加したサポウイルス、アストロウイルスに対する有効な検査法はない。そこで5つのウイルスを同時に1つのストリップで検出する試薬を開発する。さらに陽性の便検体について分子疫学的な方法で、流行するウイルスの種類、遺伝子型やその変異を詳細に調べる。公衆衛生学的、国際的視点で行うことにより社会に貢献する。