研究課題
基盤研究(C)
間葉系幹細胞は骨分化能を有するため、骨形成不全の症状を呈する低ホスファターゼ症の治療への応用が進められているが、現時点ではその治療効果は不十分である。われわれは治療に適した優れた増殖能・分化能・遊走能を有する間葉系幹細胞を選別する方法を確立し、細胞レベルではFzd5が優れた増殖能・分化能を規定する遺伝子であることを明らかにしている。本研究では間葉系幹細胞特異的Fzd5欠損マウスを用いて、生体の生涯にわたる骨格形成および維持におけるFzd5の重要性を動物個体レベルで明らかにする。