研究課題
基盤研究(C)
近年、MASLDにおいて肝臓のミトコンドリア機能低下が明らかとなり、その背景には糖・脂質代謝異常だけではなくアミノ酸代謝が深く 関与している。今回基礎検討において、細胞膜透過性を有するエステル化フマル酸が肝細胞のミトコンドリア機能とアミノ酸レベルを改善しMASLDの病態を改善させる事を見出した。そこで本研究期間では、MASLDにおける肝臓内外の遊離アミノ酸変化と肝ミトコンドリア代謝の関係を明らかにし各種TCAサイクル 中間体への介入によるMASLD病態改善効果とそのメカニズムを明らかにする。