研究課題
基盤研究(C)
胆道癌は本邦における悪性腫瘍死亡原因の第7位を占めるが、5年生存率は20%前後と依然として予後不良な難治癌の一つであり、その病態解明と新規治療法の開発が急務となっている。胆道癌の一つである胆嚢癌は、胆嚢結石との関連が強いとされるものの、胆嚢結石を有する患者のうち発癌に至るのは一部であり、病態解明は十分に進んでいない。そこで本研究では、慢性炎症下における胆嚢粘膜上皮のクローン拡大に評価することで、胆嚢結石による胆嚢癌の発癌のメカニズムを明らかにすることを目的とする。