研究課題
基盤研究(C)
我々は、Protein kinase R (PKR)が肝細胞癌において癌促進的に作用することを明らかにしてきた。IP-MS解析により新規PKR結合蛋白質としてProtein 4.1と14-3-3蛋白質を同定しており、PKRとこれらの蛋白質による癌細胞形質や機能への影響を明らかにする。またマルチオミクス解析を駆使し、PKR結合蛋白質複合体が制御する機能特異的な下流分子群を同定する。さらにシングルセル解析と空間オミクス解析によりPKRシグナル関連遺伝子の発現をシングルセルレベルで解析する。以上から、PKR結合蛋白質複合体による、新規肝細胞癌制御のメカニズムを解明し、治療標的としての可能性を探る。