研究課題
基盤研究(C)
B型肝炎ウイルスは肝癌の主たる原因であり、世界で3億人が感染、年間80万人が命を失う世界的な健康上の脅威である。本研究は、がん化との関連が報告されているウイルス蛋白(HBx)の分解・阻害により、B型肝炎における肝発癌予防法を開発することを目的とする。B型肝癌ではウイルス遺伝子は細胞染色体へ組み込まれ、癌化の促進イベントとなる可能性がある。ウイルス蛋白を阻害することによりB型肝炎における肝発癌抑止につなげられるか検討を行う。