研究課題
基盤研究(C)
心筋梗塞後慢性期に心室リモデリング(VR)を認め、虚血性心筋症(ICM)となり心不全を発症する症例は依然ある。ICM化した症例の予後は不良であるため、心筋梗塞後VRの機序解明と、機序に基づくVR予測と予防法開発が急務である。微小循環障害、遺伝子変異、エクソソームが総合的に関与しVRに影響するという仮説を立案した。心筋梗塞発症後亜急性期~慢性期での①pressure wireによる微小循環評価、②全エクソンシーケンス心筋症原因遺伝子バリアントの検索、③血中エクソソームの多層オミックス解析により検証し、VRの病態解明と、生理学的、遺伝学的、血清学的バイオマーカーの創出を目指す。