研究課題
基盤研究(C)
様々な心疾患で心室筋内の末梢循環の形態がどのように変化して心不全の発症に関連するのか、病理形態学的に明らかにする。特に、高血圧や糖尿病など動脈硬化因子を有する患者では、心外膜の冠動脈に狭窄・閉塞がなくても、心不全を発症することがあり、高血圧性心臓病や糖尿病性心筋症と呼ばれるているが、その心不全に至る病態は明らかになっておらず、その病理形態学的な確証はない。他にも、特発性心筋症をはじめとする様々な心筋症でも同様に末梢循環に関する先行研究は乏しく、さまざまな疾患の心臓で末梢循環が形態的にどのような変化を生じているか明らかにし、どのように心不全の発症に関連しているかを検討する。