研究課題
基盤研究(C)
現在の抗不整脈薬の心房細動に対する効果は限定的かつ重篤な副作用の発現等の問題を抱えており、新規治療法の開発が急務である。 BET (bromodomain and external domain)ファミリーであるBRD (bromodomain- containing protein)は転写やクロマチンリモデリングなど細胞のエピジェネティック制御に関与しており、IL-6やIL-8のようなNK-κB標的遺伝子の発現を促進し、炎症亢進にも関与 する。本研究では、心房細動発症に おけるBRDの電気生理学的・分子学的機序を解明するともに、BET阻害薬による心房細動に対する薬理学的効果を検証する。