研究課題
基盤研究(C)
心筋症(特に拡張型心筋症)はゲノム解析を行った際に、SNVやShort In/Delに着目したバリアント評価ではVUS(意義不明バリアント)が非常に多く判断に難渋することが多い。そこで本研究ではVUSに対して機能喪失型/機能獲得型バリアントであるかを判定するためのアルゴリズムの開発を行う。バリアントの存在によりタンパク構造の安定性が変化することに着目し、Gibbs自由エネルギーの増減とバリアントの3次元的なポジション情報などから機能喪失型/機能獲得型を評価するモデルを構築する。このモデルを申請者らが保有する日本人大規模心筋症ゲノムコホートに適用して、心筋症病態の層別化を目指す。