研究課題
基盤研究(C)
RSVは乳幼児のみならず高齢者においても重症度の高い気管支炎を引き起こすウイルスであると同時に喘息を著しく悪化させる原因にもなり得る。本研究では、RSV感染によって喘息が重症化するメカニズムを、ウィルス核酸成分の種類に着目して解明する。研究開始時は成人齢(10~12週齢付近)のRSV感染喘息マウスの解析を行うが、臨床上、より問題になる乳幼児期 (生後7~14日齢付近) や高齢期 (1年齢以上) のマウスでも重症化メカニズム解析を展開していきたいと考えている。そのなかで2本鎖RNAの受容体であるTLR3経路に関連した責任分子群がRSV 感染による喘息悪化の治療標的になるかどうかを検証していく。