研究課題
基盤研究(C)
過敏性肺炎は特定の抗原に対する免疫反応で発症する間質性肺炎である。肺線維症を合併し、その5年生存率は約30%と予後不良である。過敏性肺炎患者では慢性・線維化するとTH1/TH2バランスに変化があることを見いだしたが、急性期から肺線維症に至る免疫学的メカニズムは未だ不明である。本研究では肺線維症の治療に応用可能な研究を目指して3種類の異なる抗原で作製した炎症期/線維化期マウスモデルと豊富な臨床検体を用い①炎症期の免疫細胞ネットワークと免疫誘導に関わる分子の解明②炎症期から線維化期への免疫細胞の変化と免疫誘導に関わる分子の解明③治療応用を目指した線維化バイオマーカーの探索 の3つの研究を行う。