研究開始時の研究の概要 |
代表者らは過去に,骨髄細胞および免疫細胞をヒト細胞で再構築したヒト化喘息モデルを開発し,それを基に病態解析を成功裏に実施している。本研究では,治療抵抗性の気道疾患に対して,更に疾患病態に近く,原因解明により有用なヒト化疾患モデルの開発を目指している。具体的には,既存の骨髄細胞と免疫細胞のヒト化に加え,気道上皮細胞もヒト細胞で置換した新たなヒト気道・免疫系再構築マウスの生成を目指す。これにより,気道上皮機能の異常に対する免疫細胞の反応性を詳細に解析することが可能な,新しいヒト化疾患モデルが確立されることが見込まれる。
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