研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、MAPKシグナルによるPD-L1を始めとした免疫チェックポイント分子の制御機構に着目している。MAPKシグナルは癌細胞における増殖・生存に関わる解析は多数存在する一方、免疫チェックポイント分子といった抗腫瘍免疫の制御機構への関与はこれまで明らかにされていない。研究代表者自らが見い出した、腫瘍微小環境中のIFN-gamma及びIL-1betaにより誘導されるDUSP5の解析を通して、免疫チェックポイント分子発現制御機構におけるMAPKシグナルの機能を解明することを目指している。本研究成果は癌腫横断的に応用可能であり、将来的な多癌腫共通の治療開発に結びつけることを目指す。