研究課題
基盤研究(C)
本研究は急性肺傷害(ALI)における血清アミロイドA(SAA)の作用を、NLRP3インフラマソームが制御する炎症(IL-1β産生)と制御された細胞死(RCD)の面から解析する。まず初めに、マウスALIモデルを用いて、ALIの病態におけるSAAの役割・各フラグメントの機能およびインフラマソーム/RCDへの影響を解析する。そこで得られた結果の分子機序を解明する目的でin vitroの解析を行い、ALIにおけるSAAの役割、およびインフラマソーム/RCDに対するSAAの作用と分子機序を明らかにし、さらにはALIにおける炎症惹起機構を解明し、新たな治療標的を同定することを目指す。