研究開始時の研究の概要 |
DPP4阻害薬投与後に変化するIGF-1下流因子として(PMID: 22491965),シスプラチン投与後に尿細管で活性化し,腎障害軽減に寄与するphosphatidylinositol 3‐kinase (PI3K)/protein kinase B (AKT)経路(PMID: 18046317)の検討をまず行い, 次に網羅的解析により抽 出されたDPP4阻害薬によって変化する遺伝子の中で, 低Mg血症によりその変化が消失/減弱する 遺伝子を探索する. 次に, 動物/細胞実験にてこの腎保護効果に重要と思われる候補因子の 活性化剤/阻害剤を用いて, DPP4阻害薬による腎保護効果の機序に迫る.
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