研究課題
基盤研究(C)
慢性腎臓病(CKD)は年々増加し続けており、その主な原因はポドサイト傷害によるとされ、その病態機序の解明が喫緊の課題である。血小板は様々な病態で活性化し、急性腎不全や慢性腎臓病(CKD)の病態に関与するという報告があるが、これまで尿細管との関連に対する研究が多く、ポドサイトとの関連を報告するものが少ない。可溶型CD40L(sCD40L)は活性化血小板から放出され、一方ポドサイトは、その傷害増悪とともにCD40Lの受容体CD40を発現増加させるため、ポドサイトにおけるsCD40L作用がポドサイト傷害を増悪させると仮説をたて、実験を計画した。