研究課題
基盤研究(C)
本研究では、新しい変異mRNA分解機構の同定を目指します。遺伝性疾患患者の一部はナンセンス変異により発症し、変異mRNAはnonsense-mediated mRNA decay(NMD)により分解されることが知られています。しかし例外的に、早期終止コドンが遺伝子の最後のエキソンに存在する場合にはNMDが起こらないことが種々の遺伝子の解析から示されており、これが定説として世界中で信じられています。本研究では、SERPINB8とSERPINA12の最終エキソンの変異がNMDを誘導するとの仮説をたて、これを検証します。