研究課題
基盤研究(C)
内在性siRNAは最近注目されているnon-coding RNAの一つで遺伝子の発現調節に関連し、環境因子として機能しうる。しかし、ヒト疾患での役割はいまだに解明されておらず、皮膚疾患や膠原病では研究されていない。研究代表者は本研究計画において、①内在性siRNAの皮膚線維化への関与、②血清中濃度の診断・病勢マーカーとしての有用性、そして③内在性siRNAによるマウス皮膚線維化の抑制効果の3点を明らかにしたい。本計画により病態の解明のみならず、鋭敏で全く新しいマーカーの開発や特異的で侵襲や副作用の少ない全く新しい予防法・治療薬の開発が可能である。