研究課題
基盤研究(C)
ざ瘡は毛包脂腺系の慢性炎症である。しかしながら、毛包脂腺系を場とする慢性炎症の機構はほとんど明らかにされていない。申請者らは、オルファン遺伝子の C10orf99 が、ざ瘡の引き金となる転写因子として知られるSRBP1のはたらきを抑制することを見出し「C10orf99-SRBP1軸」の異常がざ瘡の病態形成にかかわる」と仮説を立てた。本研究では、毛包脂腺系の炎症、脂質代謝における C10orf99 の役割を明らかにして、ざ瘡のEIMEと慢性炎症の制御機構をつきとめ、ざ瘡の新規治療提案に結びつける。