研究課題
基盤研究(C)
同種造血幹細胞移植は、中長期的な合併症の克服が課題であり、その中でも、慢性移植片対宿主病および続発性悪性新生物の発症が予後に大きな影響を及ぼす。本研究の目的は、臍帯血移植前後の情報を網羅的に利用し、精度の高い予測アルゴリズムを確立することである。本研究では、日本のレジストリのデータを利用し、詳細な移植前情報に加え、移植後早期に発症する情報も利用し、アンサンブルモデルによる機械学習の手法により解析を行い、移植後中長期合併症および合併症発症後の予後予測アルゴリズムを確立する。さらに、欧州レジストリのデータを利用し、アルゴリズムの外的妥当性を検証するとともに、国際標準予測アルゴリズムを確立する。