末梢性T細胞性リンパ腫に対する新規Bispecific T cell engagerの開発

• 研究課題/領域番号: 24K11537
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 島津 裕 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (40706777)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 腫瘍免疫

研究開始時の研究の概要

予後不良な末梢性T細胞性リンパ腫(PTCL)に対し、新規免疫療法の開発を目指しています。これまで「腫瘍側の因子」に注目し薬剤の開発が行われてきましたが、私達は、免疫療法が効くためには、「腫瘍因子」と「宿主免疫因子」のバランスが重要であることを、これまで多発性骨髄腫や急性リンパ性白血病の研究から見出して来ました。今回、PTCLがT細胞由来の腫瘍であることに注目し、腫瘍同士を相打ちさせるとともに、宿主免疫を賦活化させる、Bispecific T cell engager (BiTE)抗体の開発を通じて、PTCLに対する新しい免疫療法を提案できればと考え、研究を行っております。