研究課題
基盤研究(C)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、非ホジキンリンパ腫の30%を占める最も頻度の高いリンパ腫のサブタイプである。今回、DLBCL患者でのPU.1発現解析を行なったところ 正常B細胞と比べ、DLBCLで特に予後不良と報告されている非胚中心B細胞様(非GCB)サブタイプにおいてPU.1の発現低下を認めた。しかし、その細胞レベルでのPU.1発現低下の機序は不明であり、本研究では、PU.1の発現低下が、 DLBCL特に予後不良である非GCBタイプ(活性化B細胞、ABCタイプと同義)の病態においてどのように寄与するかを明らかにすることを目的とした。将来的に予後不良非GCBタイプDLBCLの治療法開発に貢献することを目指す。