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IgG4陽性形質細胞の多寡に着目したsingle cell RNA-SeqによるIgG4関連疾患の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 24K11611
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

坪井 洋人  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80580505)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードIgG4関連疾患 / single cell RNA-Seq / 顎下腺 / 形質細胞
研究開始時の研究の概要

顎下腺生検におけるIgG4/IgG陽性細胞比が40%以上と40%未満のIgG4関連疾患(IgG4-RD)の確診例の顎下腺より、それぞれ細胞を分離し、single cell RNA-Seq(scRNA-Seq)を用いて、獲得免疫細胞、自然免疫細胞に加えて線維芽細胞、上皮細胞の分画および遺伝子発現を網羅的に比較する。IgG4陽性形質細胞浸潤およびIgG4クラススイッチ亢進に関与する細胞分画と発現分子を同定し、IgG4-RDの顎下腺における蛋白レベルでの発現、in vitroおよびマウスモデルを用いたin vivoでの機能解析、治療実験を行い、新規疾患特異的治療標的細胞と治療標的分子の開発を行う。

研究実績の概要

【目的】IgG4関連疾患(IgG4-RD)における病変臓器へのIgG4陽性形質細胞浸潤の程度は症例や臓器によって差異がある。本研究ではsingle cell RNA-Seq(scRNA-Seq)を用いて、IgG4-RDの顎下腺に浸潤した各細胞サブセットのpopulationと遺伝子発現パターンをIgG4陽性形質細胞浸潤が高度の症例と乏しい症例の間で比較することを目的とした。
【方法】IgG4-RD包括診断基準2020でdefiniteと診断された無治療の患者から顎下腺を摘出し、病理学的所見でIgG4/IgG陽性細胞比が40%以上の症例を陽性例、40%未満の症例を陰性例と定義した。陽性例(N=2)と陰性例(N=2)の顎下腺から細胞を分離したのちscRNA-Seqを行い、1)クラスターの同定とアノテーション、2)陽性例と陰性例の間で各クラスターのpopulation比較、3)2群間で差異がみられたクラスターのプロファイルを解析した。
【結果】1)scRNA-Seqでは、IgG4-RDの顎下腺でT細胞、B細胞、形質細胞、マクロファージ、線維芽細胞が同定された。2)陽性例と陰性例の比較では、陽性例でのみ特異的に存在する形質細胞クラスターを認めた。3)上記2)の形質細胞クラスターはIgG4に加えて、MHCクラスⅡ、CXCR5、IL-4受容体、IL-21受容体の発現を認め、異所性リンパ濾胞の形成に関わるTCL1Aを特異的に高発現していた。GO解析では、他の形質細胞クラスターと比較して細胞接着に関連する経路が亢進していた。
【結論】IgG4陽性形質細胞浸潤が高度な症例の顎下腺には、IgG4陽性形質細胞浸潤が乏しい症例にはみられない特徴的な形質細胞が存在し、IgG4産生や組織への細胞浸潤に関与している可能性が示唆された。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

IgG4関連疾患包括診断基準2020でdefiniteと診断された無治療の患者から顎下腺を摘出し、病理学的所見でIgG4/IgG陽性細胞比が40%以上の症例を陽性例、40%未満の症例を陰性例と定義し、陽性例(N=2)と陰性例(N=2)の顎下腺から細胞を分離したのちscRNA-Seqを行った。ここまでの検体収集と解析は概ね順調に進行している。

今後の研究の推進方策

すでに追加症例の顎下腺サンプリングをすすめており、今後陽性例、陰性例各群N=3でのscRNA-Seqを予定している。また、IgG4陽性形質細胞浸潤が高度な症例の顎下腺で特異的に検出された特徴的な形質細胞に関して、表現型プロファイル、パスウェイ解析、細胞間シグナル解析を行い、IgG4陽性形質細胞浸潤およびIgG4クラススイッチ亢進に関与する細胞分画と発現分子を同定する。これらの細胞と発現分子に関して、IgG4関連疾患の顎下腺におけるタンパクレベルでの発現解析を行う。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2025

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 獲得免疫異常から迫る IgG4関連唾液腺炎の病態解明2025

    • 著者名/発表者名
      坪井洋人、田中惟斗、安部沙織、浅島弘充、東光裕史、北田彩子、杉田稔貴、清水優、大山綾子、三木春香、近藤裕也、松本功
    • 学会等名
      第16回日本IgG4関連疾患学会学術集会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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