研究課題
基盤研究(C)
腸内細菌叢の乱れ(dysbiosis)と種々の疾患の関連が報告されているが、その具体的な因果関係については未解明な点が多い。近年、腸内細菌が分泌する20-400nmサイズの膜小胞(Bacterial extracellular vesicles: BEV)が細菌-宿主間の情報伝達物質としての機能を有していることが明らかになりつつある。本研究では、dysbiosisに伴うBEVの性状の変化やBEVの炎症誘発性について評価し、dysbiosisと慢性炎症をつなぐ分子機構の解明に取り組む。