研究課題
基盤研究(C)
肺炎クラミジアはヒトに肺炎を引き起こす細菌であるが、動脈硬化を起こした血管の壁から見つかるなど、肺炎以外にも慢性的な脂質代謝疾患に関係することが知られている。肺に感染した細菌が、他の臓器に影響する要因の一つとして、細胞から分泌される小胞であるエクソソームが関与している可能性について研究を進めている。申請者のこれまでの研究結果から、前述のエクソソームの中に内包されていて、病気に影響を与えている可能性のある分子がいくつか同定できつつある。本研究では、それらの分子(特にマイクロRNA)が病態の形成に与えている影響の評価と、それを阻害することによって病態を改善(治療)させることを目指して研究を行う。