研究課題
基盤研究(C)
本研究は、これまで明らかになっていなかった「肺炎球菌の伝播プロセスにおけるワクチンの効果」を、新規マウスモデルを用いて段階を追って詳細に明らかにしていくものである。本研究では、肺炎患者から他者への菌の伝播を評価するため、感染伝播マウスモデルを用いて、肺炎球菌性肺炎マウスおよび保菌マウスから他者への肺炎球菌の伝播率を評価する。また、これを用いて我々の開発した新規PspAワクチンの感染伝播における予防効果をPCV13、PPSV23 と比較する。さらにはこれらのワクチン効果の差と、特異抗体との結合率の差との相関を、大阪大学で開発を行っている新規ナノポア技術を用いて明らかにする。