研究課題
基盤研究(C)
CDKAL1欠損マウスを用いて、糖尿病性神経障害(DN)の分子機構を解明し、我々が開発したtRNALys誤翻訳防止作用薬によるDN改善効果を検証することを目的とする。1. DNの分子機構の解明:CDKAL1欠損マウスを用いて、DNの分子機構を明らかにする。とくに、DNがCDKAL1機能欠損→神経栄養因子のプロセシング異常→小胞体ストレスの惹起→末梢神経の変性という発症機構で起こるのか検証する。2. tRNALys誤翻訳防止作用薬によるDN改善効果の検証:我々が開発したtRNALys誤翻訳防止作用薬が、CDKAL1欠損マウスのDNを改善する、あるいは発症を抑制する効果があるか検証する。