研究課題
基盤研究(C)
インスリン分泌機構におけるブドウ糖による代謝性増幅経路の存在は広く認知されるようになったが、その分子基盤は短期的に見通しの立つアプローチ法がなく具体的な進展はほとんど見られていない。最近、我々は新たな代謝シグナルを媒介する蛋白:PGMRC1がその分子基盤の一つの可能性として同定した。本研究は30年間にわたり我々が研究してきた代謝性増幅経路の分子基盤を確立し、その生理的役割を証明する集大成の研究課題である本研究の目的はブドウ糖による代謝性増幅経路を担う新規分子であるPGRMC1の膵β細胞における機能を解明せんとするものである。