研究課題
基盤研究(C)
近年、申請者らは、クッシング症候群の原因遺伝子ARMC5が、転写因子SREBPをユビキチン化して分解することを見出し、副腎皮質においてARMC5がクッシング症候群の形成に果たす機構の一端を明らかにした。SREBPは副腎皮質以外においても脂肪酸・コレステロール代謝において中心的役割を果たすため、本研究では、①ARMC5によるSREBP活性制御機構の分子レベルでの解明、②脂肪組織におけるARMC5のSREBPを介した病態学的意義解明、③膵β細胞におけるARMC5のMafAを介したインスリン分泌制御機構の解明に着目し、研究を行う。