研究課題
基盤研究(C)
18F-fluorodeoxyglucose(FDG)PET-MRI画像の解析から、消化管には栄養素を吸収するのみならず、血管から消化管内腔にグルコースを排泄する機能があり、経口血糖降下薬メトホルミン、イメグリミンはこの効果を増強することが明らかにした。しかし、この効果の糖代謝に与える影響は不明である。応募者らは消化管内腔へのグルコース排泄速度の定量化に成功した。これを用い、消化管へのグルコース排泄増強がインスリンやグルカゴンの動態に影響を与え、グルコースのfluxに変化を及ぼすと仮定した数理モデルを作成し、消化管へのグルコース排泄が血糖の動的恒常性維持機構に与える影響をあきらかにする。