食道癌の進展におけるグリコカリックスの役割の解明と臨床応用

• 研究課題/領域番号: 24K11829
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55020:消化器外科学関連
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 大辻 英吾 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (20244600)
• 研究分担者: 小西 博貴 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00448739)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 食道癌 / グリコカリックス

研究開始時の研究の概要

血管内皮は、糖タンパク質などからなるグリコカリックスで覆われ、血管透過性や選択的な接着・遊走などを調整する。近年、癌細胞表面にもグリコカリックスが存在し、癌細胞に保護的に働くことが報告されている。一方で正常血管内皮でのグリコカリックスの障害は、癌細胞の接着・遊走能を促進し転移・浸潤を助長する事が報告されており、癌進展との関連が示唆される。本研究では、食道癌患者の治療経過中の組織・血漿中におけるグリコカリックス関連分子の発現変化を網羅的に解析し、臨床病理因子や治療効果・予後との関連を検討することで、食道癌におけるグリコカリックス関連分子の機能を解明し、新規診断・治療マーカーの開発を目指す。