研究課題
基盤研究(C)
臨床では現在、膵島を門脈内に点滴移植しているが、様々な原因で生着率が低く、門脈圧亢進や肝膿瘍が発生しても摘出できない問題もある。その打開策として移植が容易で摘出可能な皮下移植が研究されている。一方、皮下移植では低酸素状態による膵島機能の低下やデバイスの脆弱性により、デバイスの破損や摘出が難しいと言う問題がある。本研究では、膵島の酸素化を向上させ、摘出可能な強度を持つ新しい人工膵を開発し、これまで以上の移植効果が得られるかを明らかにする。