研究課題
基盤研究(C)
本研究では、腸内細菌叢による活性硫黄分子種の生成が敗血症における骨格筋機能不全に及ぼす影響を分子生物学的に検討するためマウスを用いた実験を行う。まず、C57BL/6マウスに対して、含硫アミノ酸であるL-cystine の経口投与や腸内細菌減少を目的に抗菌薬の投与を行い、各群のマウスから血液及び糞便を採取し腸内細菌による活性硫黄分子種の生成に及ぼす影響を評価する。次に、盲腸結紮モデルを用いて敗血症が腸内細菌叢と骨格筋に及ぼす影響を検討する。L-cysteineや抗菌薬投与により腸内細菌叢を変化させた後盲腸結紮モデルを作成し、各群のマウスから糞便、血液、骨格筋を採取しその変化を解析する。