痛覚変調性疼痛における痛み関連シナプス可塑性のグリア・ニューロン間エネルギー連関

• 研究課題/領域番号: 24K12078
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55050:麻酔科学関連
• 研究機関: 東京慈恵会医科大学
• 研究代表者: 加藤 総夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (20169519)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 痛み / シナプス伝達 / 扁桃体 / グリア / 痛覚変調性疼痛

研究開始時の研究の概要

研究代表者が開発した痛覚変調性の慢性痛モデル（口唇部一過性炎症誘発広範囲痛覚過敏モデル）において，痛み行動の背景に腕傍核－扁桃体中心核シナプス伝達の増強がある事実を，活性化したニューロン間のシナプス伝達解析を可能にするFosTRAP-ChR2発現光刺激法＋パッチクランプ記録法で示すとともに，この増強が，アストロサイトからの乳酸供給の増加が伴う可能性を，乳酸トランスポーターの薬理学的阻害・発現阻害および分子発現同定によって検証する．慢性痛の成立におけるグリア・ニューロン間エネルギー連関の意義を明らかにして新たな慢性痛治療・予防の標的としての可能性を探索する．