研究課題
基盤研究(C)
硬組織の恒常性維持を担うSIBLINGs遺伝子座のエピゲノム環境変化は、下流に存在するオステオポンチン(OPN)の発現頻度変化を通じて骨形成を変容し得る。一方で、OPNを必須とするT細胞成熟は、その亜型であるNatural killer T(NKT)細胞が担うIL-4産生量の変化を通じて骨吸収に関与し得る。S-ニトロソグルタチオン還元酵素(GSNOR)は、メチル基転移反応に必須の内因性ホルムアルデヒド代謝に関与するものの、SIBLINGsのエピゲノム環境への作用は不明である。本研究は、GSNOR、OPN、NKT細胞の連関をエピジェネティクスの観点から考察し、通説にはない新規骨代謝経路を探る。