小児骨肉腫における悪液質に伴う筋萎縮に対する抗酸化フラボノイドの効果

• 研究課題/領域番号: 24K12350
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56020:整形外科学関連
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 深瀬 直政 神戸大学, 医学部附属病院国際がん医療・研究センター, 特命助教 (60579324)
• 研究分担者: 澤田 良子 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (30648308) ; 原 仁美 神戸大学, 医学研究科, 助教 (40437489) ; 藤原 周一 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (50909710) ; 秋末 敏宏 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (90379363)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: フィセチン / 悪液質 / 筋萎縮 / 骨肉腫 / 活性酸素種

研究開始時の研究の概要

小児がん患者は悪液質に陥りやすいことが知られているが、その病態生理は未だ不明であり、現在のところ有効な治療戦略が確立されていない。悪性腫瘍は腫瘍由来および宿主由来のパラクリン因子を介して周囲の環境を変化させることが分かっており、その要因の一つとして、活性酸素種（ROS）が注目されている。ROSは、悪性腫瘍による骨格筋萎縮に対する標的としても注目されており、ROSを減少させる還元剤として、強力な抗酸化特性を持つ植物ポリフェノールの一種であるフィセチンに着目した。 本研究の目的は、小児骨肉腫の悪液質に伴う筋萎縮に対するフィセチンの有効性を検証し、そのメカニズムを解明することである。