研究課題
基盤研究(C)
労働者の増加に伴い転倒による労働災害が増加し近年の休業4日以上の死傷災害の第1位は転倒(25%)であるが、その原因は不明な点が多い。また、労働年齢の上昇が脊椎や関節の障害、運動能力の低下、バランス不良、転倒・骨折にどの程度影響するのか不明である。今回、壮年から高齢層の複数のコホートにて、1)勤労者の体幹筋面積の増減と転倒・骨折の縦断的な調査、2)高齢労働者から退職後世代までの骨密度やロコモ度と転倒・骨折の発生に関する調査、3)腰部脊柱管狭窄症などの運動器疾患患者を対象に、バランス検査やロコモ度と転倒・骨折の検討を主目的とし、各層でのロコモや転倒・骨折の発生要因ならびに相互作用を調査する。